1995年5月、TBSのオウム真理教関連番組内で、教団代表・麻原彰晃の顔等の画像が無関係な場面で一瞬に何度も挿入された。TBSはサブリミナル手法を番組テーマを際立たせる1つの映像表現として用いたと述べたが、非難が集中し、郵政省は同年7月21日、TBSに対し厳重注意を行った。これを受けて、TBSは「視聴者が感知出来ない映像使用はアンフェアであった」と謝罪した。日本テレビ系列のテレビアニメ『シティーハンター3』(1989年放映)でも麻原の顔が1フレームだけ挿入されていたことが判明し、同じく厳重注意を受け謝罪している。ただし、1980年代初め『うる星やつら』の頃から当時のアニメ作品では内容に無関係なカットやメッセージを挿入することはスタッフの“お遊び”的要素で当たり前のように用いられていた。この日本テレビの件は挿入されていたのがたまたま麻原の顔だったため注目を集めたと見るべきだろう。
この事件以後テレビ局の規制が厳しくなり、メッセージはほとんど見られなくなったが、その後も何度か問題視されている。2004年2月、テレビ番組「マネーの虎」(日本テレビ)のオープニングに一万円札が、同時期の深夜アニメ『エリア88』(テレビ朝日)のオープニングに倒れている人や「WAR」「ATTACK」といった暴力を連想させる英単語が一瞬映っているとして連続で報道された(どちらも報道後メッセージ性がないものに差し替えられた)。
同時ネットなどにより系列局などが制作した番組を放送する場合、わずかなタイムラグによってコマーシャルなどが一瞬だけ映る現象がまれに発生する。通常は問題にならないが、2004年に『SMAP×SMAP』(関西テレビからフジテレビ系列各局に同時ネットされる)でこの現象が発生し、週刊誌などで「サブリミナル疑惑」と報じられたことがあった。
2000年アメリカ合衆国大統領選挙のブッシュ候補のテレビコマーシャルで、ゴア候補の映像と共に「RATS」(ならず者・裏切り者)の文字が一瞬映り、サブリミナル効果ではないかと問題視された。実際は「BUREAUCRATS」(官僚)という単語が現れる瞬間に最後の4文字だけが映ったためであり、行政処分や選挙違反などの対象にはならなかった。
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音楽においてもサブリミナル効果による事件と呼ばれるものがあり、代表的なものに1986年、ヘヴィメタルバンド、ジューダス・プリーストの曲を聴いていた少年2人が銃を用いて自殺を図った事件やオジー・オズボーンの曲にサブリミナル効果が含まれているとされたものがある。しかしこれらを含む事件の全ての裁判において、アーティスト側が勝訴している。
2009年、NHKスペシャルのプロジェクトJAPANのJAPANデビューのOPが0.3秒のカット[2]、大河ドラマ天地人において0.2秒のカットが用いたことに対して、サブリミナル効果を指摘する声が上がった[3]。